2026年5月に書評掲載された本をご紹介します。
『地球内生命――私たちがまだ知らない地下の異世界』
カレン・G・ロイド 黒川耕大訳 2026年4月刊
数百万年も分裂せず、ただ存在し続けてきたとされるもの。金やヒ素を呼吸するもの。永久凍土や深海、火山湖など未解明の地下世界を探索し、生命の限界がどこまで広がりうるかを展望する。
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毎日新聞 5月16日 評者・池澤夏樹さん(作家) 「極限で生き延びる生物学超えた存在」
『世界文学重層』
西成彦 2026年4月
何語で書かれていようと、いかなる国民文学にも属することのない文学、「語圏」のせめぎあいの中から生まれた文学を、多言語性というプリズムを通して読む。
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熊本日日新聞 5月17日 評者・西槙 偉さん(熊本大学文学部教授) 「「狭間の文学」から浮かぶ傷痕」
『将軍の都の客人――越後の寺娘・常野、江戸を訪う』
エイミー・スタンリー 原直史監訳 石垣賀子訳 2026年3月刊
19世紀前半の江戸に実在した女性の手紙をアメリカの歴史学者がつぶさに読み解き、波乱の生涯と時代の息吹を蘇らせた世界的話題作。
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共同通信配信(沖縄タイムス 5月2日、中國新聞5月3日ほか)評者・平山亜佐子さん(挿話蒐集家) 「自我を貫く女性の生涯」
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熊本日日新聞 5月3日 評者・大島明秀さん(熊本県立大学教授・歴史学) 「名もなき江戸時代の女性の物語」
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日本経済新聞 5月23日評者・門井慶喜さん(作家) 「手紙で解く江戸期女性の生」
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AERA 5月18日号「この人のこの本」大野和基さん(ジャーナリスト) [著者インタビュー]「自分でも止められない衝動で波瀾万丈の物語を書き続けた」
『将軍の都の客人』の詳細はこちら
常野の眼を透かして見える世界(「監訳者解説」より抜粋)
世界を魅了した、ひとりの江戸女性の数奇な一生(「訳者あとがき」より抜粋)
『フェイクニュースの免疫学――信じたくなる心理と虚偽の構造』
サンダー・ヴァン・ダー・リンデン 笹原和俊監訳 松井信彦訳 2026年3月刊
フェイクニュース研究をリードする英国の社会心理学者が、誤情報に対する免疫という発想から「心理的接種理論」を説く。SNSを使う私たち一人ひとりが今日から実践に移せる、具体的指針が満載。
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日本経済新聞 5月16日 評者・藤代裕之さん(法政大学教授) 「ゲームで学ぶ誤情報の手口」
『格差の国の経済学――経済学者は世界をどう破壊し、もとに戻すために、毎日何をしているのか』
アンガス・ディートン 江口泰子訳 2026年3月刊
「経済学者は、人間の幸福の尺度として、金銭だけに固執することをやめなければならない」(本文より)。
ノーベル賞受賞者がユーモアあふれる筆致で綴る、経済学の過去と未来。
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朝日新聞 5月23日 評者・井手英策さん(慶應義塾大学教授・財政学者) 「数字の背後に「哲学」を取り戻せ」
『世界に背を向けて――戦間期の反グローバリズムと大衆政治』
タラ・ザーラ 齋藤慎子訳 小原淳解説 2026年1月刊
高い関税、自給自足経済、移民の排斥。100年前、第一次世界大戦後の戦間期に起こった潮流をとらえ、国家と人々が自国第一主義を実践するさまをダイナミックに描く、反グローバリズムの世界史。
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朝日新聞 5月30日 評者・中澤達哉さん(早稲田大学教授 中・東欧史) 「食卓から論じるナショナリズム」





