2024年2月に書評掲載された本、新聞や雑誌に掲載された著者インタビューなどをご紹介します。
2024年2月に書評掲載された本、新聞や雑誌に掲載された著者インタビューなどをご紹介します。
2024年1月刊
株式仲買人から画家に転身したのち虚無と極貧に悩み、産業化社会の外を志向した画家ゴーガン。著作やノート、書簡からゴーガンの作品と仏教のかかわりを読み解く。アジアから放つゴーガン研究の新機軸の書。
2023年12月刊
「そもそも検閲とは何か?」ブルボン朝フランス、英領インド、東ドイツの政治体制の検閲を比較しながら、その答えを求める。書物を生み出す力として、検閲が浸透していたことを示す、野心的歴史叙述。
『検閲官のお仕事』の詳細はこちら
『検閲官のお仕事』編集者による紹介記事「検閲とは「原稿の精査」なのか?」
2023年12月刊
耕さず、ミミズに委ねよう。ミミズは落ち葉と土を食べて団子にし、栄養を閉じ込め、水路も作る。土を構造化し続ける生態系改変者に、これからの農業を学ぶ。
日本農業新聞 2024年2月11日 「書店へいらっしゃい」
朝日新聞 2024年2月15日 「エコ&サイエンス」
聖教新聞 2024年2月15日 〈文化〉ミミズのいる畑に
BE-PAL 2024年3月号
文藝春秋 2024年3月号「著者は語る」
WEBマガジン「greenz.jp」 2024年2月22日
2023年12月刊
『タコの心身問題』の著者による驚きの生物進化読本、第2弾!海の生物たちの生態を手掛かりに、多様な感性の起源を探り、精神と物質のギャップに橋を架ける。
日本の東洋的植民主義の下で、台湾人はいかにして自らのネーションの政治的形式を想像し、そこに文化的内容を付与していったのか。その葛藤的過程を描く。
2023年11月刊
誰もが抱える問題として普遍化され、社会的対処の必要性が叫ばれる「孤独」。単に「独りでいること」を意味した「孤独」が、近代以降、否定的な欠乏感の表現となり、複雑な感情群となるにいたった歴史を紐解く。
『私たちはいつから「孤独」になったのか』の詳細はこちら
【試し読み】序文「No (Wo)man Is an Island――人間は誰も(女も男も)孤島ではない」抜粋はこちら
ドイツの歴史は、ほんとうに国民国家建設に向かっていたのか? 神聖ローマ帝国以来の連邦主義に注目し、「帝国」の意味をとらえ直す、ドイツ史研究の最前線。
2023年10月刊
「地衣類は科学者のみならず、「共生」──ないし「寄生」──について考えるためのさまざまなきっかけを思想家たちに提供してきた。本書はそうした過去の言説にも立脚しつつ、人新世の時代における共生の問題をあらためて俎上に載せた、詩情豊かなエッセイである。」
(星野太)
『地衣類、ミニマルな抵抗』の詳細はこちら
【寄稿】大村嘉人「猛暑の東京で『地衣類、ミニマルな抵抗』の著者に会う」はこちら
2023年7月刊
さまざまな創作の源泉ともなっている伝説の舞踊家ニジンスキー。その生涯を、豊富なバレエ鑑賞経験に基づき、貴重な資料と写真を駆使して再構成した、バレエ史研究の第一人者による待望のライフワーク。
読売新聞 2024年2月1日 第75回読売文学賞(研究・翻訳賞)選評:沼野充義さん
読売新聞 2024年2月15日 読売文学賞の人びと 著者インタビュー
2016年9月刊
年齢を重ねるほどに、みずみずしい作品を発表したアメリカの詩人・小説家、メイ・サートン。一年間の記録。
2004年10月刊(1966年初版発行)
「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」
2月の書評は以上です。(営業部)