伊藤憲二「占領下のサイクロトロン破壊を見直す」
『励起』(全2巻)の著者の伊藤憲二先生が、小社の雑誌『みすず』にご寄稿くださいました論考「占領下のサイクロトロン破壊を見直す━━仁科芳雄と大型原子核実験装置の世界史的文脈」(2023年6月号掲載)のPDF版を公開中です。敗戦直後の日本のサイクロトロン破壊という事件から、原子力の覇権をめぐる連合国間の駆け引きや、科学分野における戦後の日米関係の趨勢までを見通す、スリリングな論考です。
『励起』第24章前半部分のダイジェスト版とも言える内容ですので、大著『励起』への足がかりとしてぜひご一読ください。