2026年1月に書評掲載された本をご紹介します。
『ブラック・スノウ――東京大空襲と原爆投下への道』
ジェームズ・M・スコット 染田屋茂訳 2025年12月刊
太平洋戦争末期の1945年3月10日未明、約300機のB-29が東京上空に襲来、約10万人が死亡、100万人が焼け出される大惨事となった。日本とも縁の深いアメリカの軍事史家が、日米の複数の証言を交え、大空襲の全貌を描き切る。
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日本経済新聞 2026年1月24日 「米日の双方から見た惨禍」
『つくられた日本の自然――「日本の自然」はどのように語られてきたか』
大貫恵美子 2025年11月刊
「日本の自然」は自然そのものではなく、文化的に構築されてきたものである。それはいかにしてつくられてきたのだろうか。「自然」という作為を人類学の視座から描く。
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読売新聞 2026年1月11日 評者・藤井一至さん(土壌学者・福島国際研究教育機構上席研究員)「農村、桜、都市目線で美化」
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東京新聞 2026年1月18日 評者・原瑠璃彦さん(静岡大准教授) 「内向きな多様性を解明」
『クロコダイルに魅せられて』
福田雄介 2025年11月刊
オーストラリアの政府機関で野生ワニの保全に全力を尽くす、唯一無二のワニ研究者はいかにして誕生したのか。淡々とした筆致ながらも熱い思いがじっくりと伝わる、ワニ研究エッセイ。
- 毎日新聞 2026年1月10日 評者・渡邊十絲子さん(詩人)「今週の本棚」
- 図書館教育ニュース 第1712号
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ワニのためにオーストラリアへ。ワニのために生きる(新刊紹介)
『東欧の体制転換と新自由主義――1989年以後のヨーロッパ』
フィリップ・テーア 福田・河合監訳 衣笠・辻河・中根・藤嶋訳 2025年10月刊
1989年以降、世界を席巻し、東欧を作り替え、西欧もを変容させた新自由主義。その時代は終わりつつあると著者は論じる。30余年の欧州現代史を総括し、変化の実相を紐解く。最近の情勢を踏まえ加筆を施した日本語版。
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朝⽇新聞 2026年1月10日 評者・中澤達哉さん(早稲田大学教授)「民主化より市場原理主義化の道」



